フランスのマクロン大統領は7日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談を行ったあと、共同で会見を開きました。

このなかで、マクロン大統領はウクライナ軍の兵士を訓練するため、ウクライナに軍の教官を派遣する可能性について聞かれたのに対し、「特定の条件においては、ウクライナで訓練を行うほうが効果的で現実的であり、正当な要請だ」と述べました。

そのうえで、「私たちは近いうちにウクライナの要請に応えることができる、可能な限り広い連合を作るつもりだ」と述べ、各国と協力して教官を派遣するための枠組みを作る意向を示しました。

すでに賛同している国もあるとして、実現に向けて、各国と調整を続けているとしています。

これに対し、ゼレンスキー大統領は、「マクロン大統領の取り組みを支持する。訓練期間の短縮につながる」と述べ、期待を示しました。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナに軍の教官が派遣されれば、派遣された教官らも攻撃の対象になりうると強くけん制していますが、マクロン大統領は、「私たちがロシアと戦争しているわけではなく、エスカレートにはつながらない」と述べました。

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