ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナのゼレンスキー大統領は6月2日までシンガポールで開かれていたアジア安全保障会議に出席し、みずからが提唱する和平案の実現に向けて、6月にスイスで開かれる「平和サミット」への参加を各国に呼びかけました。

会議を終えたゼレンスキー大統領はフィリピンを訪問し、6月3日朝、首都マニラの大統領府でマルコス大統領と対面で初めて会談しました。

フィリピンは南シナ海で中国の威圧的な行動にさらされていて、マルコス大統領は「両国に共通する問題を話し合い、ともに歩める道を見つけることができればと思う」と述べました。

これに対してゼレンスキー大統領は「ウクライナの領土の一体性と主権について支持してくれていることを、とてもありがたく思う」と述べ、ウクライナの立場を支持しているとして謝意を示しました。

またマルコス大統領は「平和を促進し、戦闘を終結させ、政治的解決をもたらすために、できるかぎりのことをし続ける」と述べ、「平和サミット」への参加を約束しました。

そのうえで両大統領は、主権の侵害に反対する共通の立場で連携していくことを確認しました。

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