メキシコの大統領選挙は、与党の左派政党「国家再生運動」のクラウディア・シェインバウム前メキシコ市長と、野党連合のソチル・ガルベス前上院議員など、3人が立候補していて、治安対策が大きな争点になっています。

首都メキシコシティーの中心部にある博物館に設けられた投票所では、6月2日、午前から大勢の人が列をつくり、票を投じていました。

有権者の男性は「シェインバウム氏が勝てば、今の大統領の政策を続けてくれるでしょう」と話していました。

子どもを連れていた女性は「誰が勝っても、治安対策に力を入れてほしいです」と話していました。

現地の世論調査によりますと、選挙は事実上、シェインバウム氏とガルベス氏、2人の争いになっていて、メキシコで初めての女性大統領が誕生する公算が大きくなっています。

メキシコでは、麻薬組織の勢力争いが続くなど、依然として治安の悪さが深刻で、投票日当日にも中部プエブラ州の2か所で投票所周辺への襲撃事件が相次ぎ、ロイター通信によりますと2人が死亡したということです。

メキシコ大統領選挙は、多くの地域で現地時間の6月2日午後6時、日本時間の6月3日午前9時まで投票が行われ、即日開票されます。

そして、日本時間の6月3日昼ごろには大勢が判明する見通しです。

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