ゼレンスキー大統領は、日本時間の1日夜7時ごろ、アジア安全保障会議が開かれているシンガポールのホテルに入りました。

欧米やアジアの防衛担当の閣僚らが出席して2日まで開かれる安全保障会議では、台湾や南シナ海とともに、ウクライナ情勢もテーマとなっていて、ゼレンスキー大統領は、2日のセッションで演説を行う予定です。

ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、ゼレンスキー大統領は、おととしの会議ではオンライン形式で演説しましたが、対面で参加するのは初めてです。

大統領は到着後、SNSに投稿し、アメリカのオースティン国防長官らとの会談を行うと明らかにするとともに「世界で最も大きな国が、国境や国際法、国連憲章も無視し、核による脅しに訴えている状況では世界の安全は達成できない」とロシアを非難しました。

また、みずからが提唱する和平案の実現に向けて、今月中旬にスイスで開かれる予定の「平和サミット」にも言及し「ウクライナに平和を取り戻し、世界の食料と核の安全を確保することがテーマだ」と意義を強調しました。

ロシアがウクライナ東部などで攻勢を強めるなか、ゼレンスキー大統領は、今回の会議への参加を通じ、各国にさらなる支援を訴えるものとみられます。

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