31日、シンガポールで開幕したアジア安全保障会議には、アメリカのオースティン国防長官や日本の木原防衛大臣をはじめ、欧米やアジアの各国の防衛担当の閣僚らが参加していて、6月2日までの間、アジア地域や世界の安全保障の課題について話し合うことになっています。

この会議について複数の外交筋はNHKの取材に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加することになったと明らかにしました。

ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、ゼレンスキー大統領は、おととしの会議では、オンライン形式で演説し国際社会に支援を訴えましたが、対面で参加するのは初めてとなります。

ウクライナでは、東部ハルキウ州などでロシア軍が攻撃を強化するなど厳しい状況に立たされていて、ゼレンスキー大統領は、各国の防衛担当の閣僚が集まる場で、さらなる支援を訴えるものとみられます。

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