ウィーワーク創業者のアダム・ニューマン氏(2017年)=ロイター

【ニューヨーク=清水石珠実】シェアオフィス大手ウィーワークの創業者アダム・ニューマン氏が、経営再建中の同社の買い戻しを断念したことが29日までに分かった。複数の米メディアが報じた。

ニューマン氏はこの数カ月間、ウィーワークと交渉したが合意に至らなかったという。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同氏は6億5000万ドル(約1020億円)でウィーワークに買い戻しを提案した。

2010年創業のウィーワークはシェアオフィスの先駆けとなったが、ずさんな経営管理や急速な事業拡大で経営難に陥った。ニューマン氏は経営トップの座を追われ、同社はソフトバンクグループの支援も受けて株式上場したが、23年に日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請した。

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