17日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株平均が初めて4万ドル台で取引を終えた。景気が大きく低迷せずインフレ(物価高)が落ち着く「軟着陸」への期待が続き、株式が買われた。

 ダウの終値は前日より134.21ドル(0.34%)高い4万0003.59ドルだった。史上初の4万ドル台には前日に到達したが、その後利益を確定する売りもあり、前日の終値は3万9千ドル台だった。

 市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が再び高まっている。今後の米国経済や企業業績への楽観的な見方から、17日は小売りや金融株などが上昇し、全体を押し上げた。(ワシントン=榊原謙)

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