この政府間対話は、去年11月にアメリカで行われたバイデン大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談での合意に基づいて行われます。

バイデン政権の高官は、アメリカからはホワイトハウスや国務省の高官が出席するとしたうえで、「特定の成果を出すものではなく、AIの技術的なリスクについて意見を交換する」と説明しています。

さらに、中国のAIの急速な発展は軍事分野にまで及んでいて、アメリカや同盟国の安全保障を損なうおそれがあるとして、中国側に懸念を伝えるとしています。

また別の高官は「中国とはAIの多くの問題について意見が一致しているわけではないが、重大なリスクについて対話をすることで、世界をより安全にすることができる」としています。

アメリカと中国は経済や台湾などをめぐって依然として立場に隔たりがありますが、対話を継続し、関係の安定化に努めることでは一致していて、政府間の各レベルでの対話や会談が行われています。

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