制作費に厳しく「低予算映画の帝王」と呼ばれた米国の映画プロデューサー・監督のロジャー・コーマンさんが9日、カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死去した。98歳。写真投稿アプリ「インスタグラム」のコーマンさんの公式アカウントで親族が公表した。

 米メディアによると、コーマンさんは1926年、ミシガン州デトロイト生まれ。「B級映画の巨匠」とも呼ばれ、300本以上の映画をプロデュースし、ホラー映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(1960年)、「赤死病の仮面」(1964年)を含む50本以上で監督を務めた。映画監督マーティン・スコセッシさんやフランシス・コッポラさんら後進の育成にも貢献した。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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