Nianticは本日(2024年8月27日),スマートフォン向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」(正式名称はPokémon GO,iOS / Android)の9月3日に始まる新シーズン「マックス・アウト」にて,ガラル地方のポケモンと新機能「ダイマックス」「マックスバトル」を実装すると発表した。これに先駆けて,同社の開発陣による説明会が実施された。本稿ではその模様をレポートする。



 9月3日〜12月3日に開催される「ポケモンGO」の新シーズン「マックス・アウト」では,「ポケットモンスター ソード・シールド」のガラル地方をフィーチャーしている。すでに動画などで披露されているポケモン「モルペコ」に続き,ガラル地方で発見された「サルノリ」「バチンキー」「ゴリランダー」「ヒバニー」「ラビフット」「エースバーン」「メッソン」「ジメレオン」「インテレオン」「ドラメシヤ」「ドロンチ」「ドラパルト」の登場が明らかにされた。
 「にめんポケモン」のモルペコは「ポケモンGO」初の「バトル特化フォルム」を持っており,バトル中にスペシャルアタックを使用すると姿が変わるという特徴がある。


 そして新機能「マックスバトル」は,ガラル地方で確認されたポケモンの巨大化現象「ダイマックス」を導入したバトルだ。ダイマックスポケモン同士の迫力あるバトルシーンが展開し,勝つことができればダイマックスポケモンのゲットチャンスがある。

新シーズンを解説したプロデューサーの三室大義氏(左)。シニアゲームデザイナーの北畑 英氏(右)はリモート参加で「マックスバトル」を解説した

 マックスバトルの実装後には,フィールドに「パワースポット」と呼ばれるポケストップやジムとも違うスポットが登場する。ここがマックスバトルが行われる場所であり,それぞれに異なるダイマックスポケモンが存在している。

 ゲームシステムはレイドバトルに近く,パワースポットの付近でタップをすればいい。バトルを挑むには「マックス粒子」(略称はMP)が必要で,これはパワースポットを訪れるか,歩くことで手に入る。
 さらにトレーナーは1匹以上のダイマックスポケモンを持っている必要があるが,これはチュートリアルをこなせば最初の1体が手に入るようなので安心してほしい。

 マックスバトルは最大4人で挑む。所属チームに関係なく同じスポットに参加しているトレーナーがランダムにマッチングされ,手持ちのダイマックスポケモンは3体まで出せる。

 バトル開始時,手持ちのポケモンはダイマックスしておらず,タップによる攻撃を行うか,バトルフィールドに現れる「マックスチャージ」をドッジ移動で取ることで「マックスメーター」が溜まり,それが一杯になるとダイマックス! 強力な「マックスわざ」を使えるようになる。
 マックスわざは3種類あり,ポケモンのタイプによって異なる「スペシャルアタック」,自分と仲間のHPを回復する「ダイリカバリー」,相手からのダメージを軽減する「ダイウォール」を選んで使用できる。ただし,これらは該当のポケモンに覚えさせなければ使えない。


 マックスバトルに勝利すると,そのパワースポットにポケモンを一定期間配置でき,その間はアメを取得できる。なお,ジムとは異なり,配置したポケモンが新たにスポットを訪れるトレーナーと戦うことはない。

 ダイマックスポケモンに勝利すれば,もちろんゲットチャンスがある。戦績に応じてプレミアボールが授与され,それを使って捕獲が可能だ。巨大なポケモン相手の捕獲シーンは普段のそれとはひと味違うので,ぜひ実際に確かめてほしい。

 捕獲したダイマックスポケモンは強化が可能で,マックスわざのダイリカバリーとダイウォールは強化によって覚えられる。さらに,それぞれのレベルを上げて強化もできる仕組みだ。
 なお,強化にはマックス粒子とポケモンのアメが必要になるので,積極的にパワースポットを巡ってマックスバトルに挑み,マックス粒子やアメを集めていこう。

 マックスバトルは通常の「ポケモンGO」とは切り離された要素なので,実装時からトレーナー全員はイチからのスタートとなる。やり込んでいるトレーナーはもちろん,しばらくゲームから離れていたトレーナーも,これから始めるという人も同じ条件で始められるので,復帰のきっかけになりそうだ。
 マックスバトルの実装予定日は未定だが,新シーズン開始から比較的早い段階で楽しめるとのこと。ポケモンの新しいバトルを楽しみにお待ちいただきたい。

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