ドイツで開催されていたgamescom 2024のRaw Furyブースにて,イギリスのGround Shatterが開発を行う「Knights in Tight Spaces」が出展されていた。


 「Knights in Tight Spaces」は,2021年にリリースされて高い評価を得た「Fights in Tight Spaces」の続編となる。“Tight Spaces”という名前に名前にふさわしく,狭いマス目状の床で表現されたステージの中で,スタイリッシュな動きを炸裂させるターン制バトルと,デッキ構築の奥の深さを融合させたタイトルだ。


 黒と白,そして赤などの単色を基調にしていた前作とは異なり,本作は黒の斜め線で影を表現した線画のようなアートスタイルに大きく変化を遂げている。

 また,中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台としており,プレイヤーはファイター,ブロウラー,ソーサラー,ローグなど8種のクラスから1つを選び,プレイを開始する。最初に与えられるスタータデッキはそれぞれ10種のスキルカードで構成されており,ゲームを進めると,300種のさまざまなスキルカードやほかのクラスのメンバーを仲間に加えられる。


 前作にはなかった仲間とパーティを組めるようになったことで,仲間とのコンボ技が大きな目玉になっているのもポイントだ。
 ファイターが敵をキックして後退させて,ほかの敵と同じライン上に立たせたところで,横から弓や魔法などのスキルを持ったキャラクターがアタックするといったプレイが可能になっているのだ。

 環境オブジェクトの活用も重要で,キーボードでのプレイであればQとEを押してステージの角度を変えることで,スタート時点では見えていなかった窓が見つけられ,その前に立つ敵ユニットを押し出して簡単に始末できる。


 約20分ほどのプレイだけでは,コンボ技の発動にコンディションを合わせるのさえも難しく感じたが,それぞれのキャラクターのギアをアップグレードしたり,カードの内容をしっかりと理解したりと,じっくりとゲームシステムについて学んでいくのは,この手のデッキビルダーの醍醐味だ。
 前作も何百時間とハマるゲーマーが多かったが,「Knights in Tight Spaces」も長く遊べそうなタイトルだ。

Ground Shatterで「Knights in Tight Spaces」のゲームディレクターを務めるジェイムス・パーカー(James Parker)氏

 そんな本作は現在,Steamストアページにて,プレイアブルデモが公開されている。
 具体的な発売時期はアナウンスされていないものの,インタフェースとテキストは日本語化される予定となっている。
 コンシューマ機版の発売にも期待したいところだが,ひとまず気になる人はSteamでデモをダウンロードして,ウィッシュリストに追加しておくと良いだろう。



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