韓国のインディーゲームイベント「BIC2024」に出展されていたタイトルの中から,Devolver Digitalが2024年内にリリースを予定している「Neva」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch)を紹介しよう。日本語への対応も予定されている。
 


 本作は,「GRIS」(PC / Switch)を手掛けたスペインのデベロッパ,Nomada Studioが開発を手がける2Dアクションアドベンチャーだ。闇の力によるトラウマを持つ若き女性Albaが,子オオカミのNevaと共に旅をする。言葉による説明はあまりない,世界観を重視したタイトルとなっている。

 前日譚のようなオープニング映像ではAlbaとNeva,そして大人のオオカミが闇に襲われて,大人のオオカミがやられてしまう。これがAlbaのトラウマなのだろうか。映像はYouTubeでも公開されているので,ぜひチェックしてほしい。


 本編では幻想的な雰囲気のマップをひたすら右へと進んでいく。主な操作はジャンプ前転攻撃Nevaとのコミュニケーションの4種類だ。試遊の範囲では,足場から足場へと飛び移るプラットフォーマーとしての要素と,ギミックを解除するパズルゲームとしての要素が強いように感じられた。

 Nevaは付いてくるのが遅かったり,逆に早く行き過ぎたりとかなり自由奔放なようで,機嫌をとりながら散歩しているような感覚になる。そして好奇心の強いNevaが何かに気を取られて付いてこないときは,近づいてコミュニケーションボタンを押すといい。AlbaがNevaを抱きしめて,これで解決だ。


 またNevaが怖気づいて足場を飛び越えられないときは,反対側の足場でコミュニケーションボタンを押すと,「おいで」のモーションで呼ぶことができる。Albaの身体能力はかなり高いようで,序盤はNevaが付いてこれるようにあれこれと世話を焼くことになる。


 そしてNevaの世話に慣れてきたころには,攻撃アクションが解禁される。地面から闇の手が生えてきて行く手を阻むので,手のひらの部分を切り裂いて退治しよう。


 試遊版の最後ではNevaが闇の手に囚われ,ボス戦がスタート。2体の闇の生物に襲われたが,戦闘の難度はあまり高くなかったので無事にクリアできた。ストーリーを楽しみたい人向けに優しめのモードも用意されており,戦闘よりも世界観に比重が置かれている印象だった。


 Steamページの紹介文によると,やがてNevaは堂々たる獣へと成長するようだ。今回のプレイでは助けてばかりだったので,いつかNevaに恩返ししてもらえる日を楽しみに待ちたいと思う。本作はPCとPS5,Xbox Series X|S,Switch向けに2024年内のリリースが予定されている。

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