日本郵便と西濃運輸は9日、2025年度をめどに長距離路線の共同輸送を始めると正式に発表した。1台のトラックに両社の荷物を混載して効率化する。同業他社の参画も呼びかける。トラック運転手の残業規制で物流が滞る「2024年問題」に、両社を核とした業界全体で対応する構想を掲げた。  同じ地域にある両社の物流拠点で荷物を積み、1台のトラックで次の拠点まで運ぶ。それぞれのトラックの空き具合や、拠点間の距離などを踏まえて協業を始める路線を詰める。  両社は東京都内で記者会見し、西濃運輸の高橋智社長は「(荷物の)受け渡し方法や拠点の使い方などの課題を洗い出し、1年後をめどに共同便を運行する」と語った。


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