即席ラーメンのマルタイは9日、主力製品「棒ラーメン」の生産能力を1割増強し、1日当たり26.4万食に引き上げると発表した。21億円を投じて佐賀工場(唐津市)に新ラインを導入し、設備が老朽化した北波多工場(同)から生産を移管する。2026年7月の稼働開始を見込む。
棒ラーメンは現在、佐賀工場が1日13.2万食、北波多工場が同10.8万食の生産能力を持つ。佐賀に既存ラインと同規模の新ラインを増設して製造体制を一本化し、生産効率の向上を狙う。北波多工場の存続については新ラインの本格稼働後に検討する。
同日発表した24年3月期の単独決算は、売上高が前の期比7%増の89億円、税引き利益は23%増の2億円だった。前期に値上げしたが棒ラーメンやカップ麺の販売は好調を維持した。
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