吉野家ホールディングス(HD)は26日、京都府内などで「キラメキノトリ」などのラーメン店を展開するキラメキノ未来(京都市)を買収すると発表した。取得額は非公表。吉野家HDはラーメンを牛丼やうどんに次ぐ成長の柱と位置付けており、買収をてこにラーメン事業の拡大につなげる。
同日付で株式取得契約を結んだ。2025年1月7日付でキラメキノ未来の全株式を取得し完全子会社化する予定。キラメキノ未来は13年に開業したラーメンチェーンで、「鶏白湯ラーメン」「台湾まぜそば」が中心商品だ。京都府や大阪府、奈良県など関西地域を中心に22店舗のラーメンチェーンを展開している。
吉野家HDはラーメン店を牛丼店とうどん店に次ぐ収益源に育てる方針を掲げており、子会社のウィズリンク(広島市)やせたが屋(東京・世田谷)を通じて国内外でラーメン店の展開を加速している。5月にはラーメン店向けに麺やスープなどの製造を手がける宝産業(京都市)を買収した。
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