全日本空輸(ANA)は25日、能登―羽田線を能登半島地震前と同じ午前と午後の2往復体制に復活させた。初日の午後には上りと下り合計で約90人が利用した。ANAは午後便の再開で日帰りでも能登を訪れられるようになるため、震災と豪雨で被災した能登へのボランティアなどの利便性が向上すると見込む。
同日、能登空港(輪島市)で自治体や空港の職員などが乗客を出迎えた。地震による滑走路や周辺道路への影響などで、能登―羽田線はこれまで午前の1往復で運航していた。観光で能登を訪れた東京都の30代男性は「復便を知って飛行機を予約した。日帰りで能登を巡ることができるようになる」と話した。
25日、ANA金沢支店の花井宏樹支店長は「年末年始には帰省客を含めて多くの予約がある」と述べた。2月28日までは14時羽田発・15時能登着と、15時40分能登発・16時45分羽田着を運航する。日没が遅くなる3月1日〜29日までは15時5分羽田発・16時5分能登着の便と、16時45分能登発・17時50分羽田着の便を設定する。
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