京福電気鉄道は24日、嵐山線(嵐電)で24年ぶりとなる新型車両「KYOTRAM(きょうとらむ)」が2025年春から運行を始めると発表した。車両正面と側面に電子表示器を設置して行き先を多言語表記するなど、インバウンド(訪日外国人)客の利便性も向上させる。電力消費量は現行車の半分ほどに抑えられるという。
新型車両は前面が丸みを帯びた形状が特徴で、嵐電のイメージカラーである紫色を基調とした。出入り口の幅が現行より100ミリメートル広がり、車いすやベビーカーでも乗降しやすい。阪神電気鉄道の子会社である阪神車両メンテナンス(兵庫県尼崎市)が製造する。
嵐電では現在、二十数両の車両を保有している。28年度までに計7両の新型車を順次導入する。
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