国内発電大手のJERAは23日、東邦ガスと共同で知多火力発電所7、8号機(愛知県知多市)を開発・運営すると発表した。両社は2024年度中に事業を実施する共同出資を設立し、29年度の運転開始を目指す。JERAの発電所建設能力や東邦ガスが持つ液化天然ガス(LNG)基地の運営ノウハウをいかす。
新会社の出資比率はJERAが75%、東邦ガスが25%。建設や運営保守はJERAが主に担当する。東邦ガスはLNG基地をもっており、燃料の安定供給につなげる。
知多火力7、8号はLNG火力発電所として運転開始予定だが、将来的には二酸化炭素(CO2)を排出しない水素への燃料転換も視野に入れる。JERAは「共同開発とすることで将来の事業リスクを減らす」と説明した。
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