中国電力は23日、再稼働した島根原子力発電所2号機(松江市)について発電と送電を再開した。機器などに問題がなければ、原子力規制委員会の確認を経て2025年1月10日に営業運転を再開する予定だ。

中国電は、同日午後1時に原子炉の蒸気でタービンを回して発電した電気を送電系統に送る「発電機並列」を開始した。今後、原子炉を最大熱出力に引き上げて運転状況の最終確認を進める。

発送電再開は当初25日を予定していたが、作業が想定より早く進んだとして前倒しした。営業運転が再開した場合、火力発電の燃料費低減効果などで年400億円程度の収支改善効果を見込んでいる。

島根2号機は7日、約13年ぶりに再稼働した。国内では東京電力福島第1原発の事故後14基目となる。

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