関西の3空港を運営する関西エアポートは20日、関西国際空港・第1ターミナルビルの旅客サービス施設使用料(PSFC)を2025年4月に2〜3割引き上げると発表した。人件費や光熱費の上昇に加え、同年春の改装で保安検査の待ち時間短縮などサービスが向上するため、利用者に受け入れられやすいと判断した。
国際線を利用して出発する場合、現行の2780円(大人、以下同)が3310円に、乗り継ぎの場合は560円が660円になる。国内線は440円から560円になる。消費税引き上げによる料金改定を除くと、国際線での値上げは1994年の開港以来、国内線では2018年にPSFCを設定して以来となる。
PSFCは利用者が航空券を購入する際、航空運賃に上乗せして支払う。国内のほかの空港では成田国際空港が23年9月に第1、第2ターミナルの国際線で15%値上げしたほか、福岡空港は25年3月から国際線ターミナルビルを現行の2.6倍にすることを発表している。
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