東京メトロの千代田線北千住駅構内のディスプレーで、乗車後の車内の混雑予測を駅・車両別に表示する取り組みが始まった。奥行きのある情報を取得できるカメラと人工知能(AI)を用いて解析する。空きそうな車両に乗客を誘導し、混雑や遅延を減らす。
朝の通勤通学ラッシュで混む代々木上原駅方面が対象で、混雑予測は1両ごとに表示する。乗車後の各駅での乗り降りも踏まえ、駅ごとにも予測する。先発と次発の予測を示し、分散乗車を促す。混雑状況は「座席に座れる程度」から「かなり混み合っています」まで6段階で示す。
2025年1月中旬からは同線町屋駅で、到着する列車の実際の混雑状況を構内のディスプレーに表示する。北千住駅で取得した混雑状況のデータをリアルタイムで反映する。
東西線早稲田駅や半蔵門線青山一丁目駅で実証実験をしており、空いている車両への移動を促す効果があったため本格導入した。
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