オカムラは20日、長野県須坂市で小売店向けの冷凍・冷蔵ショーケースを製造する新工場の竣工式を開いた。1人世帯や共働き夫婦の増加に合わせて冷凍食品売り場を充実させるスーパーマーケットが増えるなか、需要が高まるショーケースの生産能力を拡大する。中村雅行社長は「静岡県御殿場市の既存工場と合わせて年間4万台の生産を目標としている。そのうち3割程度を須坂で生産したい」と話した。
建物の延べ面積は約2万4000平方メートルで、2025年1月に稼働する。上信越自動車道の須坂長野東インターチェンジに近い産業団地に立地し、効率的に製品を出荷できると見込む。御殿場とは離れた場所にすることで、災害時の事業継続性を向上させる狙いもある。オフィス向け家具メーカーとしてのノウハウも生かし、執務スペースには自社製品を配置して働きやすい職場環境を整備したという。
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