筑波大発スタートアップのピクシーダストテクノロジーズ(東京・中央)は築地本願寺(同)と組んで、大声で叫んだとしても外にはほとんど聞こえない吸音ボックスを寺の境内に設置する。設置期間は2024年の大みそかから25年元日にかけて。静かな寺院で大声を出せる経験を参拝者に楽しんでもらう。ピクシーダストは自社の吸音パネル技術のアピールにつなげる。
「感謝之心奉納箱」と銘打った、人が1人入れる大きさのボックスを境内に設ける。1年間の感謝の気持ちや新年の抱負などを叫んでもらう想定だ。ピクシーダスト独自開発の吸音材を使ったパネルをボックス内部に使っている。声が外部に漏れることはほとんどないという。
ピクシーダストテクノロジーズは17年の設立。メディアアーティストの落合陽一氏が会長を務める。音で高齢者の脳を活性化する認知症ケアサービスや、話し声が漏れにくい個室ブースなどを開発している。
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