三菱UFJ銀行では、練馬支店や玉川支店で支店長代理などの管理職の立場にあった40代の女性行員が、4年半にわたって支店の貸金庫を無断で開け、中に入っていた10数億円相当の金品を盗み取っていたことが明らかになりました。

これについて全国銀行協会の福留会長は19日の記者会見で「信頼を損なう事案が発生したことについて、大変申し訳なく思っている」と述べ、業界団体のトップとして陳謝しました。

そのうえで、加盟する銀行に対して貸金庫の管理体制を強化することなどを求める通達を出したことを明らかにしたうえで、業界全体で再発防止に取り組む考えを示しました。

また福留会長は、銀行業界で不祥事が相次いでいることについて「銀行はお客さまからの信頼の積み重ねを土台としており、こうした事案が発生すると信頼を再構築することは非常に難しいものになると受け止めている」と述べ、再発防止に全力をあげるべきだという認識を示しました。

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