システム大手のSCSKは19日、通信ネットワーク構築を手掛けるネットワンシステムズへのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。買い付け総額は約2848億円となる。ネットワンはSCSKの連結子会社になったのち、少数株主から株式併合で株式を買い上げるスクイーズアウト(強制買い取り)の手続きを経て上場廃止になる見通し。
1株あたり4500円で11月7日〜12月18日までTOBを実施し、買い付け予定株数の下限(5296万600株)を上回る6330万4886株の応募があった。25日に買い付けを始める。議決権ベースの保有比率は79.69%となる。SCSKはネットワンを完全子会社化して事業領域を拡大し、企業のデジタル化やシステム刷新に関わる旺盛な需要を取り込む。
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