日本スキー場開発傘下の岩岳リゾート(長野県白馬村)は、「白馬岩岳マウンテンリゾート」(同)の山麓と頂上をつなぐ新たなゴンドラリフトを20日に開業する。冬季営業も同日始める。21億円を投じ、10人乗りの大型搬器を導入した。スキー板やマウンテンバイクを持って乗り込むことができ、通年で来場者の利便性を高める。
38年間運行した、従来のゴンドラの隣に建設した。6人乗りから10人乗りへと定員を増やし、1時間あたりの輸送人員を1350人から最大2460人に拡大する。2024年の夏季来場者は約25万人と4期連続で過去最高を更新し、輸送力不足が課題になっていた。従来のゴンドラは今後、解体する。
国内のスキー人口が減る一方、インバウンド(訪日外国人)が増えており、冬はスキー客以外の取り込みにも注力する。2024〜25年のシーズンは山頂エリアに大型テントを張り、たき火に当たりながらピザやマシュマロなどの飲食を楽しめるようにする。
白馬村では白馬八方尾根スキー場も計32億円を投じ、ゴンドラリフトや駐車場を新設すると発表している。
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