人気の「チョコクロ」に白あんや味噌でアクセントを付けた(19日、東京都文京区)

サンマルクホールディングス(HD)傘下でカフェチェーンを展開するサンマルクカフェ(岡山市)は19日、京都の老舗料亭「美濃吉」と共同で「チョコクロ」や抹茶のパフェなどを発売すると発表した。新年にあわせ京料理を感じられる商品に仕上げた。両社の主要顧客層に対して相互に認知度向上をはかる。

人気商品の「チョコクロ」に白あんや味噌を添えた「プレミアムチョコクロ 京のはんなり白あん大福」(390円)や京都のわらび餅やソフトクリームの抹茶パフェなどを用意した。26日から2025年1月23日までの期間限定で、展開するカフェチェーン「サンマルクカフェ」の全国の店舗で提供する。

美濃吉(京都市)は1716年創業の京都の老舗料亭だ。約300年の歴史の中で企業と組むのは今回が初めてとなる。美濃吉の佐竹洋吉社長は「かねて客層を広げたいと考えており、業態の垣根を越えてカフェの雄のサンマルクと組んだ。京料理から出るエッセンスを感じてもらい、美濃吉の名前も知ってもらいたい」と話す。

コラボした「チョコクロ」を披露するサンマルクカフェの鎌田社長(左)と美濃吉の佐竹社長(19日、東京都文京区)

19日開いた報道向けの試食会でサンマルクカフェの鎌田滋之社長は「革新的な取り組みを続けるという共通の価値観があった。京料理の魅力を引き出せるように商品開発した。新商品を味わい、すてきな新年をむかえてほしい」と意気込みを語った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。