JR四国は18日、建設関連業を手がける基礎建設コンサルタント(徳島市)を完全子会社化したと発表した。同社の全株式を13日付で取得した。買収額は非公表。建設コンサルのノウハウを獲得するとともに、JR四国グループの建設部門と連携して同分野の売り上げを拡大する。
基礎建設コンサルタントは1987年の設立。徳島県と石川県に拠点を置き、建設コンサルや地質調査、測量を手がける。海岸・海洋、河川、港湾、道路、水道など幅広く対象とし、官公庁からの受注が多いという。
JR四国は傘下の四国開発建設(高松市)を通じ、自社や四国内の民鉄を対象とした鉄道関連の建設事業を手がけている。校舎や体育館など鉄道外についても建築実績がある。買収により、大半を外注していた建設コンサルの内製化と、建設部門の売り上げ拡大につながるとしている。
JR四国の四之宮和幸社長は買収について「既存のグループ会社との親和性が高く、グループ収益の拡大に貢献すると考えている」とコメントした。今後もM&A(合併・買収)に積極的に取り組む考えも示した。
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