三菱重工業は18日、伊藤栄作常務執行役員(61)が2025年4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。泉沢清次社長(67)は代表権の無い会長に就く。伊藤氏は最高技術責任者(CTO)として幅広い事業を手掛ける同社の技術開発を推進してきた。三菱重工の業績は主力のガスタービンや防衛事業の好調を受け今期過去最高を更新する見込み。新体制の下でさらなる成長を図る。
社長交代は19年4月以来6年ぶり。伊藤氏は1987年に入社し、主力事業である発電用ガスタービンの開発を手掛けてきた。総合研究所副所長などを経て20年にCTOに就任し、全社の技術開発を統括してきた。
伊藤栄作氏(いとう・えいさく)87年(昭和62年)東大工卒、三菱重工入社。18年執行役員、20年常務執行役員CTO兼技術戦略推進室長、22年から現職。鳥取県出身【関連記事】
- ・三菱重工の純利益17%増 4〜9月、防衛・原発で成長続く
- ・三菱重工、フォークリフト子会社売却へ 親子上場解消
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。