北方領土周辺海域での日本漁船の操業を巡り、漁獲枠などを協議するロシアとの漁業交渉が2024年も見送られる公算が大きいことが18日、政府関係者への取材で分かった。ロシアが交渉再開に応じないためで、見送りは22年から3年連続。ウクライナ侵攻に伴う対ロ制裁への反発とみられ、操業再開は当面見通せない。地元水産業への影響が一層長引きそうだ。
見送るのは、日本漁船が北方四島周辺で拿捕などをされないための「安全操業協定」に基づく漁業交渉。日本政府関係者によると、日本側は再開を働きかけているが、現状ほとんど進展がないという。
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