岡山県とJFEスチールは18日、県総合グラウンド陸上競技場(岡山市)の命名権に関する基本協定を結んだ。新しい愛称は「JFE晴れの国スタジアム」とする。2025年2月から30年7月までJFEが権利料として年3000万円(税抜き)を負担する。同スタジアムはサッカーJ1への初昇格を決めたファジアーノ岡山の本拠地で、2月の開幕は新名称で迎えることになる。
JFEスチールは岡山県倉敷市に国内有数の製鉄所「西日本製鉄所倉敷地区」を構える。18日の締結式で、同地区の堀沢輝雄所長は「地域に協力してもらい、ものづくりをしている。倉敷にとどまらず広く力添えできる」と話した。
公共施設におけるネーミングライツの取得は同社としては初めて。命名権募集には6者が応募していた。現在命名権を持つのは中古車販売のシティライト(岡山市)で、愛称の「シティライトスタジアム」の権利料は年1800万円だった。
権利料は岡山県の収入として施設の改修などに充てられる見込みだ。伊原木隆太知事は18日、「J1の試合も開かれ特別な場所になる。どういう準備が必要なのか考えていきたい」と話した。
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