村田製作所は1キロメートル以上離れた場所でも高速通信が可能なWi-Fi用の部品を開発したと発表した。最大数キロメートル離れた場所に映像などを送信することができる。監視カメラや太陽光発電施設、農業関連機器などでの利用を見込み、2025年後半に量産を始める。
開発した通信部品は「Type 2HK」と「Type 2HL」の2種類。長距離用Wi-Fi規格「Halow(ヘイロー)」に対応する。同通信規格は、スマートシティー関連など屋外で大量のデータを送る機器での利用が見込まれている。
大きさは長辺が18ミリメートル、短辺が14ミリで高さが2.3ミリ。ヘイロー向けの半導体に強い米ニューラコム製のチップを内蔵する。使用可能温度はマイナス40度からプラス85度までで屋外などの厳しい環境に耐えやすい仕様にした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。