スマートフォン決済大手PayPay(ペイペイ)が、インターネット銀行のPayPay銀行を子会社化する方針を固めたことが16日分かった。ソフトバンクと関係が深いIT企業群の中で、ペイペイ銀はこれまでLINE(ライン)ヤフーとの結び付きが強かったが、ペイペイ傘下に移る。

 スマホ決済と銀行サービスを組み合わせて競争力を高める。

 LINEヤフーは傘下のZフィナンシャルを通じ、ペイペイ銀の株式を多数保有する。これらをペイペイに譲渡する方針だ。

 ペイペイの利用者は2024年10月時点で6600万人に上り、企業が給与をデジタルマネーで支払う「デジタル給与」にも対応している。銀行を傘下に置くことでサービスの幅をさらに広げ、収益性を高めたい考えだ。

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