キュービーネットホールディングスは16日、ヘアカット専門店「QB HOUSE(QBハウス)」のサービス料金を2025年2月に値上げすると発表した。国内の全店を対象に通常価格を1350円から1400円に引き上げる。値上げで得た収益をスタイリストの採用や研修の費用に充てる。一方で高齢者向けの割引サービスの対象を全年齢に広げることで顧客離れを防ぐ。
値上げは23年4月以来で、同社の全ブランドで価格を上げる。高価格帯の「QB PREMIUM」は200円高い2000円、女性向けの「FaSS」のカット・スタイリング料金も200円高い2600円にする。
同社は24年8月に発表した中期経営計画で、スタイリストの人数を年間140人以上増やす方針を掲げた。値上げを採用や研修の原資とする。今後導入する予定のカットの履歴を記録するアプリの開発費にも充てる。
月に一度の利用で料金を100円割り引くサービスキャンペーンは、65歳以上という年齢制限をなくす。同社担当者は「毎月利用するヘビーユーザーをより重視する」と狙いを話した。
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