IT(情報技術)コンサルティングのフォーバルは16日、長崎国際大学(長崎県佐世保市)と包括連携協定を結んだ。IT技術や事業承継支援のノウハウなどを提供して、ハウステンボスや多島海の九十九島、佐世保港など観光資源の多い佐世保の地域振興に貢献できる人材の育成を支援する。
フォーバルの大隈富士夫・上席常務執行役員は「自治体や金融機関などにも加わってもらってデジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)人材を育て、その人材が地元経済を活性化する好循環を生み出したい」と述べた。
長崎国際大学は2027年度に理工系の「未来理工学部」を新設して知能情報、データサイエンス、建築・デザインの3学科を設置する計画だ。人工知能(AI)やデータ分析を中心になんらかの形でフォーバルに協力を仰ぐ考え。今年度はDXをテーマに、フォーバル社員が講師を務める公開講座をすでに始めている。
フォーバルはDX推進を通した地域経済活性化を手掛けている。全国17自治体に社員を常勤派遣して産業振興に関わっているほか、札幌大谷大学、岐阜大学、香川大学などこれまで全国の12教育機関と連携協定を結んでいる。
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