中国電力は、7日に再稼働した島根原子力発電所2号機(松江市)で水位計に一時異常が生じたとする発表について「正常動作の範囲内だった」と訂正した。原子炉の出力調整に使うポンプに流れる水の流量を上げた際、水位計が計測範囲の上限を超えたため異常と判断し、12日に公表していた。
同社の調査で、この水位計は重大事故時用のもので、今回の状況だと上限を超えるのが正常な作動だった。流量を下げると数値が戻ったという。
今回のポンプは新規制基準に基づき新たに取り付けた設備で、同社は「設備の仕様について情報共有ができていなかったため」としている。起動試験への影響はなかった。
2号機は25日に本格的に発電と送電を始め、2025年1月10日の営業運転再開を予定している。
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