アストロスケールホールディングス(HD)が13日発表した2024年5〜10月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が129億円の赤字(前年同期は29億円の赤字)だった。人工衛星を使って、衛星を捕獲してずれた軌道を修正する案件の契約締結の遅れなどで開発費用を賄えなかった。顧客と協議を続けて25年度末までの計上をめざす。

売上高に当たる売上収益は前年同期比41%減の7億2500万円だった。衛星を使ってスペースデブリ(宇宙ごみ)へ接近し調査する案件などの収入が縮小した。衛星を使って別の衛星に燃料補給する案件の開発費用などがかさみ、営業損益は121億円の赤字(前年同期は45億円の赤字)だった。

25年4月期通期は最終損益が185億円の赤字(前期は91億円の赤字)となる見通しだと発表した。売上収益は前期の2.8倍となる80億円を見込む。

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