廃液・廃油処理大手のダイセキは13日、化学素材向けの蒸留を手掛ける大阪油化工業をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表した。買い付け価格は3201円で、13日終値の2.1倍となる。期間は16日から2025年2月3日まで。買収額は33億円を見込む。
大阪油化工業はTOBに賛成する意向を表明している。同社は東証スタンダード市場に上場しており、TOB成立後に上場廃止となる見通し。
ダイセキは廃液・廃油処理を通してリサイクル燃料を生産している。大阪油化は蒸留工程を通して廃液や廃油から化学品を取り出す技術を持っている。ダイセキは買収により、化学品もリサイクル品として販売したい考えだ。
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