新潟県新発田市の月岡温泉の旅館経営者らが設立したミライズは同温泉街で、餡(あん)菓子の店を14日開店する。フルーツと生クリームを薄い餅で包み、それを小倉やサツマイモなどの餡でくるんだ「新感覚」の餡菓子を提供する。同社が出店した店舗は11店舗目となる。街歩きをさらに楽しめるようにし、県内外からの観光客を増やして温泉街の活性化を目指す。
開店する「月岡餡」は、温泉街の足湯「湯足美」から歩いて1〜2分ほどの場所にある。約40平方メートルの店内ではパイナップルを小倉餡でくるんだもの、こし餡の回りに砕いたピスタチオまぶしたものなど9種類の餡菓子を販売する。併せてイートインや物販のコーナーも設けた。価格は餡菓子が1個480円、イートインでは餡菓子か汁粉にお茶がついて650円などとしている。
2014年に設立したミライズは月岡温泉の活性化へ、空き店舗を改装した店を出店してきた。これまでにワイン、日本酒、米菓の販売店など10店を出店。今回は廃業したスーパーの建物を取り壊し、跡地に新築した。月100万円の売り上げを目指す。
開店に先立ち13日開いた報道機関向けの内覧会でミライズの穴澤恵子代表社員は「10年前に比べ街歩きを楽しむお客様が増えたが、まだ空き家や空き店舗、空き地がたくさんある。可能な限りにぎやかな温泉街をつくっていきたい」と話した。
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