総務省は13日、ソニーが手掛けるスマートフォン「Xperia(エクスペリア)」が工事設計の認証から外れたアンテナを使って電波を発射できる仕様になっていたとして行政指導したと発表した。「Xperia 1 IV」や「Xperia 5 V」などが対象。原因の究明と分析、再発防止策を検討し、2025年1月14日までに報告することを求めた。
総務省によると、ソニーは電波法の工事設計合致義務に違反した。同社は対象の端末について工事設計認証を再申請し、11月1日には正しい工事設計に基づく認証を受けている。流通済みの端末を含めて既に工事設計合致義務違反は是正されている。
携帯電話メーカーのFCNT(神奈川県大和市)も10月、同社が製造するスマホ「arrows We2」を巡り、電波法の工事設計合致義務に違反したとして行政指導を受けている。同社も再認証を取得し、違反を是正した。
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