イオンリテールでは自動車のジュニアシートを「1万円」や「1万5000円」の均一で売り出す(13日、東京都品川区のイオンスタイル品川シーサイド)

イオンは13日から15日までの3日間、関東など本州地域の総合スーパー(GMS)約380店舗で児童手当の拡充に合わせたセールを開催する。12月支給分から児童手当の所得制限が撤廃されることなどにともない、支給される金額に合わせて税抜きで「1万円」や「1万5000円」均一で子供向け商品を販売する。

イオン傘下で総合スーパー子会社のイオンリテールが九州などを除く本州の「イオン」「イオンスタイル」で開く。乳児の食事用の椅子や自動車のジュニアシートのほか、新たに児童手当の対象となった高校生向けの骨伝導イヤホンなど13品目を1万円、1万5000円といった均一価格で販売する。最大で2割強の値引きになるという。

6月に改正子ども・子育て支援法が国会で可決・成立し、10月から児童手当の拡充が施行された。児童手当は12月支給分から所得制限をなくし、支給対象の年齢をこれまでの15歳から18歳までに延ばした。0~2歳までは1万5000円、3歳から18歳までは1万円を支給する。第3子以降は3万円と従来から倍増した。子育て世帯を経済的に手厚く支援し、節約志向で低迷する消費を刺激する。

イオンリテールは「手当の支給で家計に少し余裕がでると思うので、普段は購入しない商品なども手に取ってもらい、生活の応援になるといい」としている。

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