テンポスHDの5〜10月期はECなどの売り上げが回復して増収増益だった(都内の店舗)

中古厨房機器の販売などを手掛けるテンポスホールディングス(HD)が11日発表した2024年5〜10月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%増の11億円だった。中核の物販事業で電子商取引(EC)サイトや実店舗の売り上げが伸びた。

売上高は34%増の230億円だった。業務用冷蔵庫やガスコンロなど厨房機器の販売が大手外食企業向けに伸びた。中小飲食店への営業も強化し、需要を取り込んだ。

営業利益は5%増の14億円。「テンポスバスターズ」やステーキ店の「あさくま」などで新規出店の費用が発生したものの、23年に買収したすし店運営などのヤマトサカナ(千葉県鴨川市)の利益が補った。

25年4月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比26%増の467億円、純利益は25%増の24億円を見込む。

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