東邦ガスが森林ファンドに出資するのは初めて

東邦ガスは11日、北米を中心とした世界各国の森林に投資する米ファンドに出資すると発表した。同社が森林ファンドに出資するのは初めて。東邦ガスはファンドからの配当金収入を受け取る。将来的には温暖化ガス削減量の取引に使うカーボンクレジットをファンドから受け取り、排出枠取引に活用することも視野に入れる。

出資するのは米デラウェア州に本籍を持つマニュライフ・フォレスト・クライメイト・ファンド。森林の管理・改善を通じて、森林が吸収する二酸化炭素(CO2)を裏付けとしたカーボンクレジットを創出している。

ガス大手では脱炭素化をにらんだファンドへの出資が相次いでいる。東京ガスは9月にカーボンクレジットを扱うルクセンブルクのファンドに出資したと発表した。大阪ガスは住友林業グループ組成の森林ファンドに出資している。

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