JR旅客6社は11日、年末年始(27日〜2025年1月5日)の新幹線・在来線の指定席の予約席数を発表し、10日時点で前年度比17%増の446万席だった。予約できる席を増やしたため単純比較できないが、1日平均の予約数は45万席と、比較可能な1996年度以降で最高だった。混雑のピークは下りが12月28日、上りは1月4日となる見込み。
6社計の新幹線の予約席数は16%増の364万席、在来線は20%増の82万席だった。新幹線と在来線を合わせると、新型コロナウイルス禍前(2018年度)を21%上回る水準で推移する。予約できる席は1140万席と前年度に比べて6%増やした。
東海道新幹線(山陽との直通列車含む)の予約席数は13%増の210万席だった。年末年始に用意した指定席うち、既に4割強は予約で埋まっている。お盆と同様に「のぞみ」は全車指定席で走らせ、ホーム上など自由席に並ぶ混雑の緩和につなげる。
東北・上越方面などJR東日本の新幹線も135万席と23%増えた。ピーク日は「はやぶさ」「こまち」「かがやき」などで既にほぼ満席の列車も多い。きっぷ購入の多い日は首都圏や東北などの主要50駅で「みどりの窓口」を臨時で増やしている。
3月に金沢―敦賀間で延伸した北陸新幹線は、JR西日本の取り扱い分で36%増の22万8500席だった。九州新幹線は19%増え13万1000席だった。
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