ホンダはアメリカの自動車大手、GM=ゼネラルモーターズや、その子会社で自動運転の開発を手がけるGMクルーズと共同で2年後の2026年から東京都内の一部の地域で運転手のいない車両を使った完全自動運転タクシーのサービスを開始する計画でした。
しかし、GMが10日、今後はこの子会社に開発資金を投じず、事業から撤退すると発表し、これを受けて、ホンダはこの自動運転タクシーのサービスを中止する方針を固めました。
計画では500台規模の車両を導入し、エリアの拡大も目指すことにしていましたが、中止を余儀なくされた形です。
これに伴い、ホンダは「GMクルーズ」に出資していた数%程度の株式をGMに売却するとしていますが、EV=電気自動車や燃料電池システムの開発といったほかの事業ではGMとの提携を継続するとしています。
自動運転タクシーのサービスは、アメリカのIT大手アルファベット傘下の「ウェイモ」や、中国のIT大手「百度」が実用化するなど海外メーカーが先行していますが、日本でのサービスの広がりには時間がかかりそうです。
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