大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は6日、駅のロッカーに預けた荷物をホテルに配送するサービスを始めると発表した。専用のロッカーを御堂筋線新大阪駅と本町駅に設置して13日からサービスを始める。午後2時までに荷物を預けると当日の夕方までに大阪市内のホテルに配送する。利用料金はロッカーのサイズによって1900〜2800円。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催で訪日客の増加が見込まれるなか、手ぶら観光を可能にして利便性を高める。

手荷物配送ロッカーのSPACER(スペースアール、東京・中央)と協業する。大阪市内の約160カ所のホテルが配送対象になる。

訪日客が増えるなか、足元では手荷物配送サービスが広がり始めている。スタートアップのAirporter(エアポーター、東京・中央)は25年に大阪市内のホテルから海外の空港に届けるサービスを始める。利用者の利便性向上のほか、公共交通機関の混雑緩和を見込む。

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