新電力のゼロワットパワー(千葉県柏市)は、双日佐和田火力(新潟県佐渡市)を連結子会社化したと発表した。佐和田発電所に商号を変更し、双日に代わって運営を担う。佐和田発電所は佐渡島の電力の約15%を供給する火力発電所。将来的にバイオマス燃料への転換を見据え、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す。
株式の取得金額と保有割合は非公開で、11月20日付で子会社化した。発電所で発電した電力は引き続き東北電力ネットワーク(仙台市)に供給する。佐渡市は再生可能エネルギーの導入拡大を目指しており、ゼロワットパワーは市内で太陽光発電所を設置する調整も進めている。
同社は太陽光や風力、水力などの再エネを主力電源とする小売電気事業者。関東地方でバイオマス発電所3カ所を運営し、コンビニなどから回収した廃食油を使って発電している。同社は「今後も発電所のM&A(合併・買収)を進めていく」としている。
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