展示車両に取り付けた有機薄膜太陽電池

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は6日、名古屋大学と共同でカーボンナノチューブ電極を用いた有機薄膜太陽電池の実証実験を始めると発表した。有機薄膜太陽電池は軽量で曲げることができるため次世代太陽電池として期待されている。バス車両や検車場の建物などへの搭載を目指して、発電量や耐久性などを検証する。

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせて期間限定で大阪城東部エリアに開く次世代交通の体験会場「e METRO MOBILITY TOWN(イーメトロ・モビリティー・タウン)」で実験する。展示する鉄道車両の窓枠に有機薄膜太陽電池を取り付ける。期間は12月6日から25年10月下旬。

実証実験を行う展示車両の外観

有機薄膜太陽電池はペロブスカイト太陽電池とともに次世代太陽電池として注目されている。ペロブスカイト太陽電池より発電効率は劣るものの、耐久性は高いとされている。

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