住宅建設用足場の設計施工を手掛けるダイサンが4日発表した2024年5〜10月期の連結決算は、最終損益が1億3600万円の黒字(前年同期は2000万円の赤字)だった。残業規制の強化で人件費が上昇するなか、大手住宅メーカーなどからの受注単価を引き上げ採算性が向上した。

売上高は前年同期比6%増の53億円だった。住宅着工戸数の減少で足場の設計・施工の受注数量は減ったものの、コストに見合った価格での受注で補った。営業損益は1億6800万円の黒字(前年同期は2300万円の赤字)だった。値上げに加え、施工現場の管理を厳格にしたことが寄与した。

2025年4月期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比6%増の110億円、純利益は4倍の2億6500万円を見込む。

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