コメリの店舗で販売されるJAの商品

ホームセンター大手のコメリが農業協同組合(JA)との協業を拡大している。新たに秋田おばこ農業協同組合(JA秋田おばこ、秋田県大仙市)と農業振興に向け協議を始めたほか、和歌山県では協業する店舗を拡大する。これまでJAが扱ってきた農薬や肥料をコメリの店舗で販売するなどして、高齢化や人手不足が深刻となっている農業従事者の利便性向上につなげる。

コメリは現在、長野県内や山形県内などにある5つのJAと協業している。協業に向けた協議中のJAは秋田を含め3JAとなった。新たに協議を始めたJA秋田おばことは「互いの経営資源を有効活用することで、農業者の利便性向上とJAとコメリ双方の収益力向上につながる」としている。

既に協業している和歌山県の紀の里農業協同組合(JA紀の里)とはこれまで、コメリパワー那賀店とコメリハード&グリーン貴志川店の2店舗でJA商品を取り扱ってきた。12月1日から新たにコメリパワー岩出店にも対象を広げる。これによりJA商品を販売する店舗は全国で35店舗となる。

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